一般的に、企業に就職するとその企業を通して社会保険に加入することになります。一方、会社を退職した場合には、その会社を通して加入した社会保険を辞めて国民健康保険に加入しなければなりません。例外的に、会社を辞めた場合でも「任意継続」という手続きで引き続き会社の社会保険に加入し続ける方法もありますが、こちらは別の機会に説明しましょう。

国民健康保険への加入は自分で手続き

多くの企業に勤めている方は、転職をする場合に、転職先が決まったら会社へ退職願いを提出し、それまでいた会社を辞めた日の翌日から転職先へ勤務するひとも多いと思います。このような場合、転職先の事務職の方がいろいろとサポートしてくれるので、社会保険の切り替えはスムーズへ移行することが多いのです。つまり、自分自身がよくわからないまま社会保険の手続きが完了している訳です。そうして数年、もしくは何十年を社会保険に加入していると、次の転職先もないまま退職をしたときに、国民健康保険へ加入することはわかっていても、どのように加入するを知らないひとが多いのです。

実は、これは個人だけの話ではなく、組織人数が少なくかつ退職者がいない企業や代表者が本業の片手間で総務も兼務するような企業では退職者へ適切な説明ができていない事実もあるのです。

ちなみに、会社を退職した後に、自動的、国民健康保険へ加入できる訳でありません。国民健康保険への加入手続きは自分自身で自分の現住所の市区町村の役所へ行って、加入手続きをする必要があります。

退職したらすぐに最寄りの役所へ

退職したらすぐに最寄りの役所へ行って、国民健康保険への加入手続きをすることをおすすめします。というのも、国民健康保険への加入は退職後の何日以内に届け出るという期限があります。期限については、最寄りの役所の名称と国民健康保険というキーワードで検索すればすぐにわかるはずです。

国民健康保険に加入するための必要書類

2015年以降、マイナンバーが発行され、必要書類にこのマイナンバーの番号が必要であったりします。時事的に変更がある場合もありますので、ここでは詳細は記載しませんが、すぐに自分で用意できるものはいいですが、退職のタイミングで退職する会社から受け取っておくべきものは「健康保険資格喪失証明書」です。まず、この書類を早々に手元に持っておけば、残りの書類(身分証明書、マイナンバー等)は自分で用意することができます。

冒頭で記載した通り、近年、行政の必要書類はマイナンバーが必要になったり、身分確認のための書類が増えたり、その時々で必要書類が変わってきます。いまの時代であれば、パソコンやスマートフォンでインターネットで検索することで、必要な書類はわかります。検索のコツは「(あなたのお住いの役所名) 国民健康保険加入」で検索すればすぐに見つかるはずです。

国民健康保険 健康保険資格喪失証明書

国民健康保険は即日発行

予め記載しますが、市区町村の役所によって対応が異なることもあります。よく、国民健康保険への加入手続き中に病気をした場合に医療費はどうなるのか心配される方がいますが、必要書類を揃えて役所へ行けば、その場で国民健康保険を入手することができます。

国民健康保険まとめ

会社を退職する際に、国民健康保険への加入を考えている場合には、事前に、「健康保険資格喪失証明書」を退職する会社へ依頼しておき、退職後、速やかに最寄りの市区町村の役所へ行き、国民健康保険への加入手続きを済ませることです。役所へ行く前に、インターネットで必要書類を調べておくことも重要です。