これを知っていれば、スーパー歌舞伎2ワンピースを一層楽しめる。スーパー歌舞伎2ワンピースの見所をいろいろと紹介!
スーパー歌舞伎2『ワンピース』は刺激的だった(後編)

東京の新橋演舞場での公演は終了したが、2016年に大阪で公演予定のスーパー歌舞伎2ワンピースを一層楽しむためのポイントを紹介する。

ポイント

  • どうせ観るなら価格的に一番高い席の花道近く、そして前方で観る
  • 原作とのストーリーの違いを楽しむ
  • どの歌舞伎役者が原作のキャラクターの特徴を一番つかんでいるか注目する
  • 独特な歌舞伎の演技を堪能する
  • 場内の弁当を食べる

■どうせ観るなら価格的に一番高い席の花道近く、そして前方で観る。
正直なところ、2階席等で観ても役者の表情はわからなし、進行によって発生する舞台演出の数々を体感することができない。また、花道でもいろいろな演技が繰り広げられ、展開によっては役者とハイタッチができることもある。また、一番高い席の料金を払っても、前方と後方では迫力が違う。このような理由で、一番いい席で観ることを薦める。チケットの価格については高いと思うだろうが、実際にスーパー歌舞伎2を観てわかったのは、登場する役者が多いし、休憩時間を入れても約4時間半も演技を続ける重労働ということを考えれば安いという見方もある。
スーパー歌舞伎2『ワンピース』は刺激的だった

■原作とのストーリーの違いを楽しむ
原作ファンのベーシックな楽しみである。今回の歌舞伎用にアレンジされているところもあるので、そういう違いを見つけて、原作のストーリーを思い出すのが通の楽しみ方である。

【写真1】ワンピース初心者向けに、場内で配布していたチラシ。麦わらの一味よ超大雑把なあらすじが書かれている。
スーパー歌舞伎2『ワンピース』は刺激的だった(後編)
スーパー歌舞伎2『ワンピース』は刺激的だった(後編)

■どの歌舞伎役者が原作のキャラクターの特徴を一番つかんでいるか注目する
スーパー歌舞伎2を鑑賞したひとがWEBでレビューを公開しているが、まさに、レビューが多いのはこの部分だ。今回の新橋演舞場の公演では、「ボンクレー」役の役者・坂東巳之助さんが絶賛のハマリ役だった。発生される声や動きは原作のコミックやアニメそのものである。ここまで似ると、この役者が舞台にあがる前までに、どれだけワンピースを研究していたが伝わってくるし、原作ファンとしては演じた坂東巳之助さんに好感が持てる。

■独特な歌舞伎の演技を堪能する
公演中に様々な歌舞伎ならではの動きを観ることができる。若い世代は、日常では歌舞伎を観る機会はなかったと思うが、今回、ワンピースが題材になっていることで、はじめて歌舞伎を観るひとも多いと思う。せっかくの機会なので歌舞伎を楽しもう。なお、元々の歌舞伎ファンのひとであれば、いつもとは違う、あり得ない演出や動きを楽しむことができるのがスーパー歌舞伎2の醍醐味であったりする。

■場内の弁当を食べる
新橋演舞場の公演ではワンピースをイメージした海賊弁当が
販売されていた。弁当の種類は2種類で、販売員の説明では、ご飯が多いものとおかずが多いものの2種類だ。料理の味は、普通で、際立って美味しいとか凄いものではないが、休憩時間には、この弁当を食べているひとが多かった。
ルフィの歌舞伎弁当
ルフィの歌舞伎弁当

今回のポイントは新橋演舞場で公演された内容を元にまとめたものだが、大阪公演等では舞台の大きさや東京公演の内容の見直し等で内容が変更されている場合もあるので、あくまでも参考程度に!

スーパー歌舞伎2ワンピースは、原作ファンや歌舞伎ファンの双方からいろいろな賛否はあるだろう。市川猿之助さんがテレビかなにかの取材で、賛否よりも多くのひとが観ることが重要と語っていたが、その通りだと思う。今回、複数回、公演を観たが、いずれの公演も満席であった。多くのひとに観てもらうというミッションは新橋演舞場の公演では達成されたと思うし、多くのひとが観たからこそ、公演内容の良いところと悪いところがレビューという形になり、そのレビュー情報を回収し、消化することで、さらに、良い公演ができる礎になる訳だ。2016年の大阪公演は観に行けないが、おそらく新橋演舞場の公演以上に良い公演になるに違いない。
スーパー歌舞伎2『ワンピース』は刺激的だった(後編)