2014年1月7日のマクドナルドの記者会見を見たい人はいるだろうか。記者会見の冒頭で、マクドナルドの役員から謝罪の挨拶があったが、記者からの質問に関してはある意味ボロボロ内の内容だった。
特に、記者会見の中で各地の様々な被害について、早々に公表しなかった理由を聞かれると、顧客との個別対応ということを繰り返していた。アイスクリームの中にプラスティックの破片のようなものが混入して子供が怪我をしたことに関しては、マクドナルド側からは、年に数件は原因となった機械の故障については数回は発生すると言うことを話していた。つまり、このような事故が起こり得る可能性があったにもかかわらず、特に対応はしないで、顧客との個別対応ということにしていたことが明らかになったわけだ。普通に考えれば、このような事故の可能性を秘めたアイスクリームの機械が全店に設置されていれば、回収なり、機械の改良を実施すべきではなかったのか。なぜ公表しなかったのか、各事故について質問を受けていたが、このやりとりからすれば十分にマクドナルド側の過失がわかるだろう。もっとも今回の記者会見でマクドナルドの広報力のなさだ。記者からは、そのような話があることを想定し、事前に想定問題集的な記者会見の質疑応答マニュアルを用意すべきであったが、準備不足の印象がしてならない。その辺がアドリブ的な対応で終始し、結果、曖昧な説明を繰り返し、消費者の反感をかうだけの内容となってしまった。今回の記者会をみて、マクドナルドが誠意ある対応をして、良く事態の収拾に努めていると感じたひとはいないはずだ。
結局のところ、記者会見の対応を見てしまうと、マクドナルドも巨大な企業ではあるが企業として非常に未熟なところがあると言わざる得ない。今後、また別の事故が露呈する可能性も十分にあるだろう。